きなこは大豆に比べて優れた消化性があり、手軽にふりかけることができ、離乳食において便利なたんぱく質源となります。
ただし、離乳食にきなこを取り入れる場合、適切な量や導入時期について不安があるかもしれません。
初めてきなこを導入する場合は、わずかな量から始め、1回あたり約1gほどを目安に与えましょう。その後、離乳食の中期から後期にかけて徐々に量を増やしていくと良いです。
ここでは、離乳食におけるきなこの使用量や適切な与え方、たんぱく質の他の摂取源について解説します。
離乳食は栄養バランスを考慮したり、子どもが食べやすいように工夫する必要があり、毎日の調理は大変かもしれませんね。
せっかく作った離乳食が食べられないこともよくあることですが、その際は離乳食の宅配サービスを利用することで、時折息抜きをすることもおすすめです。
離乳食初期のきな粉の量は?
初めて赤ちゃんにきな粉やきな粉を使った離乳食を導入する場合、小さじ半分かそれ以下のごくわずかな量を与えてください。
その後、赤ちゃんの肌が赤くなったり湿疹が出たり、吐き気や下痢などの異常がないかを確認しましょう。
異常が見られない場合は、きな粉によるアレルギーが起きにくいことが多いため、その後も安心して与え続けることができます。
ただし、アレルギーがないとしても、一度に大量のきな粉を与えるとアレルギー反応が起きる可能性があるため、適量を守りながら導入していくよう心掛けましょう。
離乳食に使用するきな粉は、中期と後期で異なりますが、お子さんのペースに合わせて少量ずつ導入していくと安心です。これにより、きな粉によるアレルギー反応の心配も軽減されますね。
離乳食中期(7~8ヶ月)のきな粉の量は?
離乳食中期に進むと、豆腐の目安量は1回30~40gとなります。
同等のたんぱく質をきな粉から摂取する場合、約5gが適量です。ただし、5g一度に与えるとやや多いかもしれません。
そのため、1回1gなどの少量から始めて、お子さんが好む量を調整しつつ、他のたんぱく質も取り入れる方が良いでしょう。
離乳食後期(9~11ヶ月)のきな粉の量は?
離乳食後期においても、中期と同じくらいの量か、最大でも1食あたり大さじ程度に制限しましょう。
きな粉は粉っぽい性質を持っているため、過剰にまぶすと飲み込みが難しくなります。そのため、食材にきな粉を混ぜて利用することをお勧めします。
たんぱく質を摂りたいと考えても、きな粉の量を増やすのではなく、肉や魚、他の大豆製品などと組み合わせてバランス良くたんぱく質を摂取することが良いでしょう。
離乳食できな粉の他にたんぱく質は必要?
離乳食においてきな粉を赤ちゃんに導入した場合、たんぱく質はすでに摂取されているため、他の食材からたんぱく質を摂らせる必要はありません。
たんぱく質が心配な場合には、そのときだけ肉や魚などの動物性たんぱく質を与えると良いでしょう。ただし、たんぱく質だけを多く摂らせるのは栄養バランスが崩れる可能性があるため、注意が必要です。
毎日完璧な栄養バランスの離乳食を提供することは必須ではありません。赤ちゃんが摂取する栄養のバランスが大まかに良好であれば問題ありません。
たとえば、ある日たんぱく質が足りていないと感じた場合は、夜の離乳食にきな粉を活用するか、動物性たんぱく質を導入すると良いでしょう。
初めての子育てでは離乳食の選択に神経を使うことがありますが、きな粉を使用することで十分なたんぱく質が得られます。是非活用してみましょう。
離乳食としてきなこはいつから?
離乳食の初期から、きなこを使用することは問題ありません。豆腐やおかゆに混ぜたり、少量ずつ与えながら様子を見てみましょう。
ただし、気を付けるべきはきなこが粉末状であるため、そのまま与えると気管に入る危険があります。そのため、与える際には食材に混ぜたりして、粉っぽさをなくすよう心がけましょう。
離乳食のきなこはアレルギーに注意
きな粉は赤ちゃんの個々の体質によって、アレルギー反応が現れる可能性があります。
ですから、初めて離乳食としてきな粉を導入する際には、与える量と食後の様子に特に気を付ける必要があります。
これに続いて、離乳食に使用するきな粉の適切な量や、選ぶ際のポイントについて説明していきます。
離乳食に与えるきなこは無添加を
離乳食においては、絶対に国産大豆を使用し、添加物が入っていないオーガニックきな粉を選ぶことが大切です。
国産でありながらオーガニックでないと、食品添加物が多く含まれる可能性があり、それは赤ちゃんにとって心配な点です。
やはり、国産でオーガニックなきな粉なら、赤ちゃんにも安心して与えることができます。
小さい頃から多くの添加物を摂取することは、健康に問題を引き起こす可能性があり、また、キレやすい性格に発展する可能性も考えられます。
赤ちゃんにきな粉の離乳食を提供する際には、国産で添加物が入っていないオーガニックの製品を選ぶことが重要です。
無添加きな粉の使い方と保存方法は?
離乳食には無添加のきな粉が適していることを説明しましたが、では実際にきな粉を離乳食にどのように使い、どのように保存すれば良いか、分からないことがあるでしょうね。
まず、無添加きな粉の利用方法ですが、10倍粥に小さじ1/2杯混ぜてよくかき混ぜるだけでOKです!
これにより、手軽に良質なたんぱく質を摂取できるのでおすすめです。
また、さつまいもを茹でて皮をむいたもの30gに、きな粉を少量まぶして、ほんのわずかなお湯で滑らかなペーストにして与える方法もあります。
ヨーグルトにも小さじ1杯のきな粉を混ぜ込むのがおすすめの使い方です。
これらのアイディアを参考にして、ぜひ無添加きな粉をお子さんに試してみてくださいね!
無添加きな粉は密閉容器に保存
そして、無添加きな粉は密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管することが重要です。
開封されたきな粉は、室温で保存すると風味や品質が損なわれ、またダニなどが繁殖して食べることができなくなる可能性もあります。
これを避けるためには、無添加きな粉を密閉容器(たとえばタッパーなど)に入れ、冷蔵庫内で保存することが必要です。
また、開封したきな粉は4日以内に使用してしまうと、品質や風味の損失を防ぐことができます。
おいしくて健康に良い離乳食を作るためにも、きな粉は正しく保存しましょう!
まとめ
離乳食に使用するきな粉の目安は1日に10gですが、初めて赤ちゃんにきな粉を導入する場合は、小さじ1杯だけを与えて様子を見、アレルギー反応がないか確認しましょう。
特にアレルギー反応が見られなければ、国産大豆を使用した無添加でオーガニックのきな粉を離乳食に利用することは安心です。
きな粉を与えた量によっては、他のたんぱく質も摂取させた方が良いですね。無添加のきな粉は、10倍粥やヨーグルトに混ぜて与えることで赤ちゃんも摂りやすくなります。
ただし、開封済みのきな粉は密閉容器に入れて冷蔵保存し、4日以内に使い切るようにしましょう。これにより鮮度と風味を維持し、赤ちゃんが安心して食べられるでしょう。