家庭でよく作られる定番の料理といえば、カレーですね!
多くの人がカレーを楽しんでいるでしょうが、具材の追加順序がカレーの味わいに影響を与えることをご存知でしょうか?
適切な順序を知ることで、カレーをより美味しく仕上げることができます。詳しく解説します。
カレーの具材を入れる順番やタイミング、コツは?
カレーについて、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「簡単に作れる!」
「家族全員が好き!」
「翌日も美味しいので楽ちん!」
カレーは料理の中で「手軽」なイメージを持っていることでしょう。
具材を切って、炒めて、煮込むだけ。
ルーで味を整えるのが通常です。
私も、手間をかけずにカレーを作ることがあります。
しかし、この簡単で美味しいカレーも、より美味しく楽しむ方法があります。
それは「具材を炒める順序とタイミング」です。
具材を炒める順番とタイミング
「具材を一緒に炒めても同じでしょ?」と思うかもしれませんが、正しい順番を守ることで、カレーはさらに美味しく仕上がります。まずは基本的なカレーのグザイの作り方を紹介しますね♪
油を熱する
最初にフライパンや鍋に油を熱します。
お肉
次にお肉を炒めます。どの種類のお肉でも、まずはお肉から焼きます。お肉の表面が茶色く変わるまで焼けば、中はまだ少し生でも問題ありません。後で煮込むので心配いりません。
玉ねぎ
お肉に続いて野菜を炒めますが、最初に玉ねぎを炒めるのがおすすめです。玉ねぎは炒めるほど甘味が増すので、よく炒めてください。
人参
次に玉ねぎと一緒に人参を加えます。人参は油をよく吸うので、全体に油が回るように炒めるだけで十分です。
じゃがいも
最後にじゃがいもを炒めます。じゃがいもも全体に油が回れば問題ありません。これで具材の下ごしらえは完了です。あとは煮込むだけです。
もちろん、他の野菜を使うことも考えられます。例えば、なすは油を多く吸うので、玉ねぎと同時に炒めるのが良いでしょう。
一方、かぼちゃやさつまいもなどの煮崩れしやすい野菜は炒めず、レンジなどで事前に調理し、最後にカレーに加えると良いでしょう。
具材の順番やタイミングには理由があるの?
カレーの具材を炒める順番についてご説明しましたが、中には異なる順番でカレーを作る家庭もあるでしょう。カレーの具材を特定の順番で炒める理由もあるんです。
お肉が最初である理由
最初にお肉を炒めるのは、お肉の脂に詰まった旨味を玉ねぎに移すためです。
お肉は加熱することで脂が溶け出していきます。その脂にはお肉の旨味が豊富に含まれているため、これをカレーに活かすためにお肉を最初に炒めます。
ただし、お肉を過度に炒めることは避けましょう。後で煮込む予定があるので、焼き過ぎると硬くなってしまうかもしれません。表面に焼き色がついたら、一旦お皿に取り出しておくのが良いでしょう。
野菜の中で玉ねぎが一番なのはなぜ?
これは、玉ねぎにお肉の旨味を移すための手順です。
お肉を炒めた後のフライパンは洗わずにそのまま使います。
次に、玉ねぎをフライパンに加えます。玉ねぎはカレーに甘みを加える大切な要素です。玉ねぎをじっくり炒める際、お肉の脂も玉ねぎに溶け出し、カレーに豊かな旨味をもたらします。
なぜじゃがいもが最後?
じゃがいもはカレーに加えても、食べるとなくなってしまうことがありますよね。
これは、じゃがいもがカレーの煮込み過程で崩れやすいからです。特に煮崩れしやすい野菜は、調理中できるだけ触らずに扱うことが大切です。
例えば、じゃがいもを初めの段階で炒めてしまうと、他の野菜を調理するときに触り過ぎてしまい、煮崩れの原因になるかもしれません。
だからこそ、カレーの炒める順番を少し変えるだけで、より美味しいカレーを楽しむことができるかもしれません。是非お試しください。
まとめ
この記事では、カレーを調理する際の具材の追加順序について詳しく説明しました。
最初にお肉を炒めることで、お肉の脂から出る旨味を玉ねぎが吸収し、カレーの美味しさが向上します。
さらに、じゃがいもなどの崩れやすい野菜は、最後の段階で軽く炒めることが重要です。
これらの簡単なステップを実行するだけで、カレーをより美味しく仕上げることができますので、ぜひ試してみてください。