実は、おでんを圧力鍋で作ると、時間短縮になり、短時間でおいしいおでんが楽しめるのです。
しかし、注意が必要で、”練り物”と”じゃがいも”は圧力鍋に入れて調理しない方が良いです。
気温が下がり、長袖を着始めると、おでんの季節がやってきます。特に、大根はおだしをしっかり吸って、幸せな気分を味わえる食べ物ですね。
圧力鍋を使って、時間を短縮しながら美味しいおでんを楽しんでみませんか?
おいしいおでんを圧力鍋で作る方法
圧力鍋を使ったおでんのレシピは非常に簡単です。
昆布からとった出汁に、醤油、みりん、大根、そして肉類を最初に圧力鍋で調理し、その後にじゃがいもと練り物を入れて煮ます。
調理の際、最初に圧力調理する材料と後から入れる材料を分けて下ごしらえしておくと、作業がスムーズに進みます。
この一手間が、美味しさを引き立てるおでんの秘訣です。
ぜひ挑戦してみてください!
美味しいおでんを圧力釜でつくる手順
- まず、昆布だしを取ります。
- その昆布だしに醤油とみりんを加え、圧力調理したい具材を入れて強火にします。
- 鶏の手羽先を使用する場合、風味がよく出るように、手羽中と手羽先の部分を包丁で分けてカットします。
- 手羽中には、骨と骨の間に切れ込みを入れ、乾燥昆布と水を鍋に入れて約1時間間そのまま置いておき、肉を少し開いておきます。
これにより、鳥の風味がしっかりと出汁に加わります。
圧力釜にいれるべきオススメの具材
圧力鍋に適したおでんの具材は以下の通りです。
- 大根
- 牛すじ
- 鶏の手羽先 等
これらの具材を加え、8~10分ほど加圧調理したら、自然に圧力が下がるまで待ちます。
圧力が下がったら、下ごしらえした練り物とじゃがいもを鍋に投入します。その後、さらに10分ほど煮込んで完成です。
大根と肉類を同時に加圧することで、昆布とお肉から出る出汁が混ざり、風味が豊かになり、大根が一気に柔らかく煮上がります。
圧力鍋に入れてはいけない具材や注意点は?
圧力鍋を使ったおでんの際には、圧力調理に適さない食材があります。これらの食材を圧力鍋に入れないようにしましょう。これらの食材は:
- じゃがいも
- さつま揚げ
- 白滝
- こんにゃく などの練り物
意外なことに、たまごは爆発することなく、圧力鍋での調理が可能です。ここでは、圧力鍋に適さない具材とその注意点について紹介します。
圧力鍋に入れてはNGな具材① じゃがいも
じゃがいもを圧力鍋に入れると、煮込みすぎて形が崩れやすくなります。
じゃがいもをきれいな形で提供するために、事前に電子レンジで竹串がスムーズに通る柔らかさに加熱処理しておくことをおすすめします。
じゃがいもは食卓に出す前に、おでんの出汁に入れるとベストです。
圧力鍋に入れてはNGな具材② 練り物
練り物は好みが個人差があるでしょうが、一般的には過度な煮込みは旨味を損なうと言われています。
また、練り物は圧力調理によって膨張しやすい特性があります。そのため、圧力鍋に練り物を入れないようにしましょう。
練り物には、こんにゃく、白滝、さつま揚げ、はんぺん、ちくわ、ちくわぶなどが含まれます。特にさつま揚げは油抜きを行い、こんにゃくと白滝は下茹でをしておくと良いです。
圧力調理が終了したら、練り物を出汁に入れて出汁をしっかりと染み込ませることが美味しく食べるポイントです。この際、実は卵は圧力鍋に入れても爆発することはありません。
ただし、長時間の煮込みにより卵の表面が硬くなり、弾力のある食感に仕上がります。出汁によく染みた、弾力のある卵を食べたい場合は、圧力調理を選びます。
一方で、ふんわりと柔らかい食感の卵を好む場合は、後から加えて仕上げてみてください。
まとめ
今回は、圧力鍋を使用しておでんを調理する方法、圧力調理に適した食材と避けるべき食材について説明しました。
圧力鍋を利用したおでんの調理では、昆布だしと大根、肉類を最初に圧力をかけ、その後に練り物やじゃがいもを追加することで、手軽に美味しいおでんを楽しんでくださいね♪