スイッチを一つ押すだけで手軽にお湯を沸かせる便利な家電、電気ケトル。
しかし、残念ながら、電気ケトルには利用を避けるべきという意見もあります。
「なぜ電気ケトルはやめるべき?」
電気ケトルが避けるべきだとされる理由は、以下のようなデメリットが挙げられます。
健康に悪影響を与える可能性がある
出来上がるお湯が味気ない
電気代がかさむ
保温機能が搭載されていない
収納スペースを圧迫する
掃除が手間取る
電気ケトルは便利とされることがありますが、思わぬデメリットも存在します。
今回は、なぜ電気ケトルが避けるべきとされるのか、そのデメリット6つについて説明します。
ただし、電気ケトルには多くのメリットも存在します。
電気ケトルが利便性があるかどうかは、生活様式や好みによるものです。
この記事では、電気ケトルのメリットや、電気ケトル、電気ポット、やかんがおすすめの人についても紹介しています。
電気ケトルはやめた方がいいって本当?デメリット6つ
電気ケトルには、いくつかの欠点があるため、使用を控えるべきと言われています。
健康に悪影響を及ぼす可能性がある
風味が劣る
電気代がかかる
保温機能がない
スペースを取る
掃除が手間取る
電気ケトルの欠点について、詳細に解説しています。電気ケトルを購入を検討する前に、ぜひご一読ください。
健康に悪影響を及ぼす可能性がある
電気ケトルで沸かしたお湯が体に悪いと言われています。この主張の根拠は、主に以下の3つにあります。
電気ケトルでは残留する塩素やトリハロメタンを取り除くことが難しいから
電気ケトルのプラスチックが溶け出す可能性があるから
電気ケトルは電磁波を発生させるから
それぞれの理由について、詳しく掘り下げてみましょう。
電気ケトルでは残留塩素やトリハロメタンを除去できないから
電気ケトルは、残留塩素やトリハロメタンを取り除くことが難しいため、身体に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。
残留塩素やトリハロメタンは、水道水に含まれる有害物質であり、日本の水道水は基準値内であっても、これらの物質を除去して飲みたいですよね。
残留塩素やトリハロメタンは、沸騰してから10分以上加熱することで取り除くことができます。ただし、電気ケトルが沸騰後すぐに切れる構造の場合、この過程がうまく機能しません。
特にトリハロメタンは、加熱した直後に一時的に増加する傾向があるとされています。電気ケトルの使用は、この物質が増加する可能性があるかもしれません。
心配は過剰にする必要はありませんが、不安がある場合は電気ケトルの使用を検討し直すことも一つの選択肢です。
電気ケトルのプラスチックが溶け出す可能性があるから
電気ケトルは、内部に使用されているプラスチックが溶け出す可能性があるため、身体に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。
一部の電気ケトルには、内部にプラスチック部品が組み込まれていることがあります。これらの部品が高温になると、溶ける可能性があります。
プラスチックが溶けると、その中に含まれる化学物質がお湯に移動する危険性があります。
不安な場合は、少なくとも内部にプラスチックが使用されている電気ケトルは避けるべき。
また、製品の取り扱い説明書を確認し、適切な使用方法を守ることも重要です。
電気ケトルは電磁波を発生させるから
電気ケトルは電磁波を発生させることから、身体に悪いと指摘されています。
電気ケトルによって発せられる電磁波は微量ではありますが、「電磁波過敏症」の症状としてめまいや頭痛などが生じる可能性があります。
症状がなくても、電磁波の影響を気にする場合は、電気ケトルの使用は控えるべきでしょう。
ただし、一般的な市販の電気ケトルは安全性を考慮して製造されているものがほとんどです。過度な心配は必要ありませんが、個々の健康状態に合わせて判断することが重要です。
私は日常的に電気ケトルを使用していますが、これまで特に問題はありませんでした。
以上の情報を参考に、電気ケトルの使用についてご検討ください。
風味が劣る
電気ケトルを利用しないほうがよいとされる理由の2つ目は、「風味が劣る」です。
電気ケトルで湧かしたお湯は、残留塩素のために時折不快なカルキ臭が漂い、美味しくないと感じることがあります。
ただし、カルキ抜き機能が付いた電気ケトルを選べば、カルキ臭が和らぐ可能性があります。
また、電気ケトルの嫌な臭いは、内部の汚れが原因であることもあります。
クエン酸を使った掃除で臭いが改善されることもあります。
掃除方法については後で紹介しますので、ぜひ試してみてください。
電気代がかかる
電気ケトルの使用を避けるべき理由の3つ目は、「電気代が掛かる」です。
電気ケトルは電力を利用してお湯を沸かすため、一定の電気代がかかります。
ただし、通常、電気ケトルは効率的にお湯を迅速に沸かすことができるため、電気代の上昇はそれほど大きくありません。
典型的には、電気ケトルで1リットルのお湯を沸かす際の電気代は約3円程度です。
1回あたりの費用がわずか3円なら、気軽に利用できるでしょう♪
ただし、頻繁に電気ケトルを使用すれば、その分電気代が積み上がります。
そのため、私は一度に満水で使用し、余ったお湯は保温できる水筒に保存しています。
電気代が心配なら、ぜひ同じ方法を試してみてください。
保温機能がない
電気ケトルを避けるべき理由の4つ目は、「保温機能がない」ことです。
電気ケトルはお湯を沸かすことはできますが、沸かしたお湯を保温する機能が備わっていません。その結果、沸かしたお湯はすぐに冷めてしまいます。
お湯が冷めてしまった場合、再び沸かす必要があり、使いたいときに即座に熱湯を得ることが難しいこともあります。
冬の朝、15分前に沸かしたお湯がもう冷めてしまった、なんてことがあるかもしれません。急いでいるときには少々厄介ですね。
お湯を頻繁に使用する場合は、電気ポットのように保温機能のある製品を選択すると良いでしょう。
どうしても電気ケトルを利用する場合は、残ったお湯を保温できる水筒に移しておくことをおすすめします♪
スペースを取る
電気ケトルを避けるべき理由の5つ目は、「スペースを取る」ことです。
通常の電気ケトルはコンパクトで、キッチンのスペースをほとんど取りません。
特に、電気ポットと比較すると、配置が簡便です。
ただし、キッチンが狭い場合や、スペースに余裕がない場合は、電気ケトルの設置が難しいかもしれません。
以前一人暮らしをしていたアパートでは、キッチンにまな板を置くスペースすらありませんでした。
十分なスペースがない場合は、電気ケトルの購入を検討しない方が良いでしょう。
掃除が手間取る
電気ケトルの使用を避けるべき理由の6つ目は、「手入れが手間ひま」です。
電気ケトルの内部では、水中のミネラルが凝縮して水垢が容易に発生します。
電気ケトルを使用する際は、定期的な手入れが必要です。手間を嫌うなら、電気ケトルの使用を検討しない方がよいでしょう。
実際、私の家の電気ケトルもこのように汚れが目立っていました。手入れが煩わしく、つい掃除を怠ってしまいますよね…。
電気ケトルの掃除を行う際は、以下の手順を試してみましょう。
1:電気ケトルに水を満タンまで注ぐ
2:1に大さじ1杯のクエン酸を加える
3:軽くかき混ぜる
4:電源を入れ、お湯を沸かす
5:お湯が沸いたら2時間放置する
6:お湯を捨てる
7:新たに水を満タンまで注ぎ、再び沸かす
8:お湯が沸いたら捨て、数回流水で洗う
この手順に従って掃除を行えば、きれいになるでしょう♪
電気ケトルを購入し、掃除を行う際は、ぜひこの手順を参考にしてください。
電気ケトルはやめた方がいい?でもメリットもあり!
残念ながら、電気ケトルは避けるべきだとされています。
ただし、電気ケトルにもやめた方がいいとされる理由には、いくつかメリットがあります。
電気ケトルの利点は、主に次の4つです。
・お湯がすぐに沸く
・ボタンひとつで簡単に沸かせる
・目を離していてもお湯が沸く
・デザインがコンパクト
電気ケトル、便利ですね。
電気ケトルの使用は、生活様式や好みによります。
ここで述べたデメリットと、これから紹介するメリットを比較して、電気ケトルの使用を検討してみてください。
お湯がすぐに沸く
電気ケトルの利点の1つは、「お湯がすぐに沸く」ことです。
お湯の量や製品によって異なりますが、電気ケトルを使用すると、数分から数十秒でお湯を迅速に沸かすことができます。
家に帰ってきてすぐボタンを押せば、通常は手を洗ったりトイレに行っている間にお湯が沸いています。
お腹が空いているときには、即座にカップ麺にお湯を注げて非常に便利です。
電気ケトルは、せっかちな人々にとって理想的な選択肢です。
ボタンひとつで簡単に沸かせる
電気ケトルの利点の2つ目は、「ボタンひとつで簡単に沸かせる」ことです。
ほとんどの電気ケトルは、ボタンをひとつ押すだけで手軽にお湯を沸かすことができます。
通常、電気ケトルには「オン/オフ」のボタンがあり、これを押すだけで電源が入り、お湯が沸騰し始めます。
一部の高機能なモデルには温度設定ができるボタンも搭載されていることがあります。
基本的な操作が非常にシンプルで、使い勝手が良いのが電気ケトルの特長です。
ボタン1つでお湯を沸かせる点は、忙しい朝や急な用事の際に非常に便利です。
目を離していてもお湯が沸く
電気ケトルの利点の3つ目は、「目を離していてもお湯が沸く」ことです。
通常の電気ケトルには、お湯が沸騰すると自動的に電源が切れる安全機能が組み込まれています。
そのため、お湯が沸騰すると電気ケトルが停止し、お湯がこぼれ出す心配はありません。
このような安全機能があるため、お湯が沸くまでの間、電気ケトルから目を離して他のことをすることができます。
料理の下ごしらえ、洗濯物の取り込み、YouTubeの視聴など、時間を有効に活用することができます。
ただし、目を離している間にお子さんが電気ケトルで遊ばないように、置き場所には十分に注意が必要です。
デザインがコンパクト
電気ケトルの利点の4つ目は、「デザインがコンパクト」です。
先ほど「スペースを取る」というデメリットを紹介しましたが、通常、電気ケトルはスリムでコンパクトなデザインが多く、キッチンの限られたスペースぴったりです。
省スペースなデザインは、キッチンだけでなくオフィスなどでも使用や収納が容易で、非常に便利です。
デザインがコンパクトな電気ケトルは、小規模なキッチンや限られたスペースのある環境に適しています。
デザインがすっきりしており、置いていても生活感があまり出ないのも魅力的です♪
以上が、電気ケトルの4つの利点です。
やめた方がいいとされる電気ケトルにも、こうした魅力的なメリットがいくつかあります。
ぜひ電気ケトルの利点とデメリットを考えてみてください。
電気ケトルはやめた方がいいといわれるがおすすめの人は?
電気ケトルの使用を避けるべきだと言われていますが、同時にその利点も存在します。
利点と欠点を比較して、電気ケトルの使用を検討してみましょう。
電気ケトルはどのような人に適していますか?
以下では、電気ケトル、電気ポット、やかんそれぞれにおすすめの利用者をご紹介します。
あなたにとって最適な選択は何でしょうか?ぜひ以下を確認してみてください。
電気ケトルがおすすめの人
電気ケトルがおすすめなのは、以下のような方々です。
・忙しい人
・あまり頻繁にお湯を使わない人
・置く場所が限られている人
・生活感がないおしゃれな部屋を目指す人
電気ケトルは、ボタンひとつでサッとお湯を沸かせるのが大きなメリットです。
忙しい日常を送るあなたにぴったりの選択肢です。
ただし、電気ケトルは一度に1リットルほどしか沸かせない上、保温機能がありません。
そのため、お湯をたくさん使う人よりも、頻繁に使わない人に向いています。
スッキリとした外観なので、置き場所が限られている人や生活感がないおしゃれな部屋を目指す人にもおすすめです。
電気ケトルを選ぶなら、以下の商品が特におすすめです。非常におしゃれで、これ一つでお部屋がカフェのような雰囲気になりますよ。
娘を出産した産院には、ミルク作り用に設置されていましたが、そのおしゃれなデザインで気分が上がりました。是非検討してみてください。
電気ポットがおすすめの人
電気ポットがおすすめの方は、以下の通りです。
忙しい人
1日に何度もたくさんお湯を使う人
水の温度調節機能が欲しい人
電気ポットもボタンを押せば自動で瞬時にお湯が沸くため、忙しい方に特におすすめです。
しかし、電気ケトルよりも多くの水を沸かせ、保温機能も備えています。
電気ケトルと異なり、1日に何度もたくさんお湯を使用する方にも最適です。
また、電気ポットには水の温度調節機能が搭載されているものが多くあります。
コーヒーには90℃、紅茶には100℃が適温と言われていますが、温度にこだわりたい方には電気ポットが適しています。
電気ポットは場所を取り、生活感が出る外観ですが、電気ケトルとは異なる魅力があります。電気ケトルと一緒に電気ポットもご検討ください。
やかんがおすすめの人
やかんがおすすめの方は、以下の通りです。
残留塩素やトリハロメタン、プラスチックの溶け出しが気になる方
時間に余裕のある方
あまり頻繁にお湯を使わない方
やかんで十分な時間をかけてゆっくりと沸騰させれば、残留塩素やトリハロメタンを効果的に除去できます。
金属製のやかんを使用すれば、プラスチックの溶け出しも心配ありません。
健康に気を使いたい方には、やかんを使用してお湯を沸かすことをおすすめします。
ただし、やかんには沸騰しても自動的に火を止める機能がなく、沸くまで目を離すことができません。
また、保温機能も搭載されていないため、忙しい方や頻繁にお湯を使用する方には向かないかもしれません。
電気ケトル、電気ポット、やかん、それぞれにはメリットとデメリットがあります。
ぜひ上記を参考に、どれでお湯を沸かすかを選ぶ際にご検討ください。
まとめ
・電気ケトルはやめた方がいいとされています。その理由は、「身体に悪い」「美味しくない」「電気代がかかる」「保温機能がない」「スペースを取る」「掃除が面倒くさい」といったデメリットが挙げられます。
一方で、電気ケトルには「お湯がすぐに沸く」「ボタンひとつで簡単に沸かせる」「目を離していてもお湯が沸く」「デザインがコンパクト」といったメリットも存在します。
電気ケトルがおすすめなのは、「忙しい人」「あまり頻繁にお湯を使わない人」「置く場所が限られている人」「生活感がないおしゃれな部屋を目指す人」です。
この記事では、電気ケトルがやめた方がいいと言われる理由について解説しています。便利だと思われる電気ケトルにも、デメリットが潜んでいます。電気ケトルが合うかどうかは、生活スタイルや好みによりますね。