マジックテープの粘着力が低下してしっかりと固定されない場合がありますね。
スニーカー自体はまだ問題ないのに、マジックテープが弱くて使用できないというのは勿体ないですね。
そこで、マジックテープを復活させる簡単な方法があります。
- マジックテープのフック面とループ面についているゴミを取り除く
- フック面にドライヤーを使う
- フック面に熱湯をかける
ただし、熱を加える際は適切な温度に留め、過剰な熱は逆効果になる可能性があるため注意が必要です。様子を見ながら行ってみてください。
それでも粘着力が回復しない場合は、そのマジックテープは寿命がきた可能性がありますので、新しいものに交換することをお勧めします。
ここではマジックテープを復活させる方法と、長持ちさせる方法も紹介していますので、併せて試してみてくださいね。
マジックテープにドライヤーでふわふわは復活する?
ゴミを取り除いてもマジックテープの粘着力が回復しない場合は、ドライヤーを使用してみましょう。
マジックテープはフック面とループ面(メス)から成り立っており、ループ面(メス)の微細な輪が押されてうまく引っかからない状態になっている可能性も考えられます。
また、マジックテープはポリエステルでできているため、熱を加えて柔らかくし、形を整えることで復活させることもできます。
手順は以下の通りです。
- まずはゴミを取り除く
- ドライヤーで軽く温め、平らな板に押し当てる
ただし、ドライヤーを近づけすぎたり、過剰に温めるとフック面が溶けて復活しなくなる可能性があるため、注意が必要です。
熱を加えることで復活する場合もありますが、アイロンで熱を加えるのは避けましょう。なぜなら、アイロンでは熱が強すぎて直接当てるとマジックテープが溶けてしまいます。
おそらくアイロンでくっつけるマジックテープがあることからの誤解かもしれませんが、その場合は裏面に熱を加えているだけであり、粘着面にアイロンを当てているわけではありません。
アイロンで行うと復活しないため、十分に注意してください。また、ドライヤーも熱を加えすぎないように気をつけて行ってください。
マジックテープを復活させる方法
まずマジックテープの粘着力が低下した理由を確認しましょう。
原因によって適切な対処法が異なりますので、復活を望むマジックテープを注意深く観察してみてください。
マジックテープにゴミが絡まっている
マジックテープの粘着力が低下する主な原因は、ゴミが絡まってしまうことです。
マジックテープは使用や取り外しのたびに静電気が発生し、これにより小さな糸くずやごみ、ほこりが引き寄せられます。
これらが蓄積すると、粘着力が低下する結果となります。
微細なゴミが付着している場合は、それを取り除く必要があります。
すでに劣化している
もう一つの要因は、既に劣化してしまっている可能性があります。
マジックテープには硬くて細かい引っかけがあるフック面と、柔らかいループ状のもやもやがついているループ面(メス)が存在します。
フック面がループに引っかかることにより、マジックテープが機能していますが、はったりはがしたりの反復使用によって劣化が進みます。
時間が経つと劣化は避けられませんが、何度も繰り返すことでフック面が伸び、ひっかかりが悪化します。
ゴミを取り除いてもマジックテープの粘着力が低い場合、劣化が進んでいる可能性があります。その場合はマジックテープの交換が必要であるか、スニーカーなどのアイテムは処分するしかないかもしれません。
ただし、ドライヤーを使用することで復活することもあります。
マジックテープにゴミがついている場合の対処法
ゴミがマジックテープに付着しているだけで粘着力が低下している場合は、ゴミを取り除くことで復活させることができます。
身近にあるアイテムを使用して簡単にゴミを取り除けるので、ぜひ試してみてください。
粘着テープでゴミを取る
指に巻き付けたりしてガムテープを使用し、ゴミを取り除いてみましょう。
同時に、粘着テープを使用してループ面(メス)の小さな輪を起こすことで、マジックテープの粘着力も復活させることができます。
ピンセットやつまようじなどで取り除く
粘着テープでは除去できない微細なゴミは、ピンセットなどを使用して取り除いてください。作業は少々細かいですが、忍耐強く取り組んでみましょう。
歯ブラシでこすってゴミを取り出す
歯ブラシでこすることでゴミが浮いて出てきますので、細かいゴミも取り除きやすいです。
ペット用のブラシを使う
ペットの毛に対応した構造を持っているため、マジックテープの微細なゴミも効果的に取り除くことができます。
ただし、強くこすりすぎないように注意が必要であり、ペットの毛がついたまま使用すると逆に効果が減少する可能性があるため、注意深く利用しましょう。
これらの便利な道具は100均でも手に入るので、気軽に試してみることができます。
マジックテープが復活しない場合は交換
マジックテープのゴミを取り除いたり、ドライヤーを使用しても復活しない場合は、テープが劣化している可能性が高いです。
マジックテープを自分で交換することができる場合は、交換を検討しましょう。スニーカーの販売店などでは、交換サービスを提供している場合もあるので、問い合わせてみると良いでしょう。
また、自分でのマジックテープの交換方法については、以下の動画が参考になるでしょう。
手続きが難しい場合は、新しいものを購入することを考えましょう。
スニーカー自体はまだ使えそうかもしれませんが、無理に履くと脱げたり、転倒したりしてけがの原因になりますので、慎重に検討しましょう。
マジックテープを長持ちさせる方法
少しでも長くマジックテープの粘着力を保つためには普段から下記のことを気を付けておきましょう。
使用しないときはくっつけておく
使用後、そのままにせずにマジックテープを閉じておくと、細かいゴミがくっつくのを防ぐことができます。
洗濯の際はくっつけてネットに入れて洗う
洗濯を行う際には、マジックテープを閉じた状態でネットに入れて洗濯しましょう。マジックテープを開けたまま洗濯すると、微細な糸くずやゴミが絡まってしまう可能性があります。
勢いよくはがさない
子供には難しいかもしれませんが、できるだけ力を入れずにマジックテープをはがすよう心がけましょう。
力を入れすぎると、大きな摩擦が生じ、マジックテープが伸びたり、ループ面(メス)がけば立ってしまい、粘着力が低下しやすくなります。これが更なる劣化につながる可能性もあります。
100均のマジックテープで復活できる?
どんな手段を用いてもマジックテープの粘着力が回復しない場合は、100均で手に入る新しいマジックテープに付け替えることが一つの解決策です。
セリアやダイソーなど、様々な100均でマジックテープが入手可能です。
マジックテープには、両面テープで貼り付ける接着タイプと、裁縫しなければならない縫製タイプの二つの種類があります。
洗濯機で洗濯するアイテムや、頻繁にはずしたりつけたりする場合は、マジックテープがすぐに外れないようにするために縫製タイプを選びましょう。
100均で手に入るからといっても、強度が不足しているわけではなく、十分な粘着力を備えています。
まとめ
マジックテープを元気に戻すためには、ますゴミを取り除いてみましょう。
それでも復活しない場合は、ドライヤーで温めながら様子を見てみましょう。
ドライヤーでの処置でも改善しない場合は、劣化が進んでいる可能性があります。この場合、交換するか、新しいものに買い替える検討をしてみましょう。
スニーカーのマジックテープの粘着力が不足していると、ケガの原因にもなりかねませんので、手間を惜しまず復活を試みてください。