寒い季節に欠かせないダウンジャケット。着用頻度が高いため、すぐに汚れが溜まりがちです。その際、手軽にコインランドリーで洗濯できると便利ですね。
コインランドリーでダウンジャケットを洗濯する際は、乾燥機を低温で約10分程度、3〜4回回すと良いでしょう。途中で乾き具合を確認しておくことが重要です。
内部が十分に乾かないと、色のムラや異臭、ダウンのボリューム減少、ボリュームがなくなり綿が寄ってしまうなどの失敗が生じる可能性があります。
テニスボールを2〜3個入れると、乾燥機内でテニスボールが跳ねることで羽毛がふわふわになります。
ただし、シームレスダウンや高級ダウンなどはコインランドリーで乾燥機を使用すると劣化のリスクがあるため、必ずクリーニング店に依頼しましょう。
ここでは、ダウンジャケットをコインランドリーで洗濯する際に失敗しない方法についても説明します。
ダウンジャケットをコインランドリーの乾燥機にかける時間は?
ダウンジャケットのタイプによりますが、低温で3~4回、各約10分のサイクルで十分に乾燥させます。
しっかり乾燥させないと、色ムラや異臭、ダウンのボリュームの減少などの失敗が起きる可能性があります。
慎重に様子を見ながら、ダウンが完全に乾いたかどうかを確認してください。
ダウンジャケットをコインランドリーで洗濯する料金は?
コインランドリーによって価格が異なりますが、概ねコインランドリーの平均的な料金は、
洗濯機:1回500円~1200円 乾燥機:8~10分で100円
となっています。
洗濯機が1回500円、乾燥機が10分100円と仮定し、乾燥時間が30分の場合、ダウンジャケットを洗濯する場合の料金は、
500 + 100×3 = 約800円
となります。
他の洗濯物と一緒に洗う場合は、より手頃な価格になりますね。
また、洗濯は自宅でする一方で、乾燥だけをコインランドリーで行うと、料金は一層リーズナブルになります。
ただし、絶対に失敗したくない場合は、クリーニングに出すことをお勧めします。特にお気に入りのダウンジャケットであれば、クリーニングが最適です。
ダウンジャケットをコインランドリーで失敗しないポイント
ダウンジャケットって羽毛や他のデリケートな素材が使用されているけれど、コインランドリーで洗濯できるのか疑問ですよね。
結論としては、洗濯は可能ですが、いくつかの確認事項があります。
これらのチェックを怠ると失敗する可能性があるので、しっかりと確認してくださいね。
洗濯マークを確認
洗濯機利用が許可されている洗濯マークが付いている場合、それはコインランドリーでも洗濯できます。もちろん、自宅での洗濯や手洗いも可能です。
洗濯が許可されているマークは、以下の表の通りです。
引用:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
一番右下の「洗濯処理はできない」マーク以外のマークが付いていれば、それはコインランドリーでの洗濯が可能です。
もし「洗濯処理はできない」マークがついている場合は、コインランドリーでは洗濯できませんので、クリーニングに出すようにしましょう。
素材を確認
素材によっては、洗濯ができないものも存在します。
例えば、ウール、レザー、シルク、ポリウレタンなどの素材を使用しているダウンジャケットは、コインランドリーや自宅での洗濯が難しいため、これらの素材を避けるべきです。
一部分だけが洗濯できない素材で構成されているダウンジャケットもあるかもしれません。そのような場合も、コインランドリーでの洗濯は控えるべきです。
また、洗濯が可能な素材であっても、高価なダウンジャケットは無理せずにクリーニングに出すことが安心です。
ダウンジャケットをコインランドリーで洗濯する方法
ダウンジャケットをコインランドリーで洗濯する方法は通常の洗濯する場合と同じです。
1. 事前に汚れがひどい箇所を洗う
衿や袖口など、汚れが目立つ部分を事前に手入れしておきましょう。スポンジなどに洗剤を塗り、軽くたたくようにして汚れを落としてください。
2. 洗濯機へ入れる
ポケットや前のファスナーを閉め、フードが外せる場合は外し、裏返しにして洗濯しましょう。洗濯の際には、優しい洗浄コースやおしゃれ着用のコースがあればそれを選択します。
羽毛を使用したダウンジャケットの場合、専用のダウン洗剤を使用すると良いですが、それ以外のアイテムについては、エマールなどの中性のおしゃれ着用洗剤で問題ありません。
3. 洗濯機の脱水は短くする
洗濯機での脱水時間を過度に長くすると、生地が損傷する可能性があります。
洗濯機での脱水は、1回あたり約1分の短時間脱水を3回ほど繰り返すようにしてください。
4.自然乾燥をする
洗濯機の脱水が終わったら次は乾燥機、とはいかず、まずは自然乾燥をして生乾きか半乾きになるまで乾かしましょう。
濡れたまま乾燥機にかけると乾燥するまでに時間がかかります。この乾燥機に長くかけることがダウンジャケット生地の傷みにつながるので、乾燥機にかける時間は短いほうがいいんです。
また生乾きや半乾きの状態で乾燥機にかけることで、残った水分が表面のシワをとってくれ、アイロンがいらなくなるという効果があります。
自然乾燥するときは、ダウンジャケットの綿が偏らないようにほぐし、肩幅のあったハンガーにかけましょう。
5. 乾燥機へ入れる
ダウンジャケットをふんわり仕上げるのに便利なのが、コインランドリーの乾燥機です。
低温(40度以下)で、10分ずつを3〜4回くらい、中までしっかり乾燥させるために時間をかけます。途中で様子を見ると安心です。
乾燥機に入れる際は、ネットに入れる必要はありません。生地を傷つけないように、裏返して使いましょう。ファスナーやその他デリケートな部分は保護しておくと良いです。
テニスボールがあれば、それを入れて一緒に乾燥させましょう。テニスボールが回転し、ダウンをふんわりとさせる効果があります。テニスボールがない場合は、ドライヤーボールを購入すること検討してみてはいかがでしょうか。
同様に、乾燥機に入れる場合はダウンジャケットを1〜2枚に限りましょう。他の衣類と一緒に詰め込んでしまうと、ダウンジャケットが十分に乾燥しない可能性があります。
この乾燥機の方法は、ご家庭の乾燥機でも同じです。
ただし、キルティングが細かいダウンジャケットはご家庭では洗濯が難しいです。高級なジャケットをお持ちの方で、洗濯に不安がある場合は、クリーニング店に依頼することをおすすめします。
ダウンジャケットをコインランドリーで洗濯するときネットは必要?
洗濯ネットを使わないと、ダウンジャケットの羽毛が飛び出したり、型崩れするのではないかと心配されるかもしれませんが、実際には洗濯ネットは必要ありません。
逆に言えば、洗濯ネットを使用することでダウンジャケットの中のダウンが凝集し、ボリュームが減少する可能性があります。
乾燥の際も洗濯ネットを使わず、ダウンジャケットをそのまま乾燥機にかけてください。この方法で、ダウンがしっかりと乾燥し、ボリュームが回復します。
まとめ
コインランドリーでダウンジャケットを洗えるなら、手軽で便利ですね!他の冬用の洗濯も一緒に済ませることで、衣替えがスムーズになりそうです。
ただし、不安な場合や高級なブランドのダウンジャケットの場合は、クリーニングに出すことをおすすめします。
慎重に注意事項を確認して、上手にコインランドリーを利用しましょう。