電気を使わないタイプの加湿器（素焼きポット）は、電気代の心配がなく、小さな子供がいる家庭や猫を飼っている家庭でも安心して利用できます。
ただし、加湿ポットを単に置いておくだけで十分なのか、という疑問もあるでしょう。
加湿ポットを周囲に置くと、周辺の湿度がわずかに上昇します。
ただし、水蒸気がゆっくりと発散されるため、時間がかかるうえにエアコンが効いている広い空間の乾燥対策には向いていません。
デスク周りやベッドサイドなどで簡単な加湿が必要な場合には適しています。
ここでは、加湿ポットの効果や、電気を使わない他の加湿器についても紹介します。
加湿ポットの効果は？
加湿ポットは加湿できる空間は広くはないですが、加湿することは以下のような効果があります。
喉の乾燥防止
加湿ポットは、喉の乾燥を防ぐのに有効です。
空気の乾燥は喉を刺激し、喉の粘膜が乾燥することで、のどの痛みや炎症を引き起こす原因となります。加湿ポットを使用することで、室内の湿度を適切なレベルに保つことができ、喉の乾燥を予防できます。
花粉・ウイルス飛散防止
加湿ポットには花粉やウイルスの拡散を防ぐ効果もあります。湿度が適切なレベルに維持されることで、空気中の花粉やウイルスの漂白を抑えることができます。これにより、アレルギー症状の軽減や風邪の予防にも寄与します。
乾燥による肌トラブル対策
室内の空気が乾燥していると、肌トラブルが起こる可能性があります。加湿ポットを活用することで、肌の乾燥を抑制し、潤いを保つことができます。これにより、肌荒れやシミの予防にも効果的です。
体感温度上昇
加湿ポットの活用により、室内の感じる体温も向上します。湿度が適切に維持されることで、寒さを感じにくくなります。これにより、冷え性の軽減や快適な生活が期待できます。
静電気発生抑制
加湿ポットは静電気の発生を軽減する効果もあります。乾燥した室内では静電気が発生しやすくなりますが、加湿ポットの活用により湿度を適切な状態に維持でき、静電気の発生を制御できます。
加湿ポットのメリット
加湿ポットのメリットを紹介しますね！
電気不要
加湿ポットは電力を不要とするため、エネルギーの使用や電気代の懸念がありません。電気料金が上昇している今日、電気代を気にせずに利用できるのは喜ばしいことですね。
安全
電力を利用しないため、火災や感電の危険性が低減します。特に家庭に幼い子供やペットがいる場合に安全性が確保されています。
静音
電動ファンや超音波を活用しないため、勿論騒音は発生しません。寝室やリビングルームなど、静かな環境での利用に適しています。
維持が簡単
電力を利用しないため、保守が相対的に容易です。水を一定の周期で入れ替え、清潔に保つだけで十分です。ただし、極めて長時間水を溜め置くとカビが生じる可能性があります。
加湿ポットのデメリット
続いて、加湿ポッドのデメリットも紹介しますね！
効果の限定
電力を必要とする加湿器と比較して、湿度を効果的に向上させる範囲には制約があります。特に広い部屋や大きなスペースに対しては、効果が制約される可能性があります。
湿度コントロールの難しさ
自然な蒸発による湿度調整は、厳密な湿度の管理が難しい場合があります。特定の湿度レベルを保つことが難しいことがあります。
乾燥速度
通常、自然な蒸発は比較的に遅いため、急速に湿度を上げるのは難しいかもしれません。特に極端に乾燥した環境では、効果が制約される可能性があります。
その他の電気を使わない加湿器
100円均一などで販売されている加湿ポットよりも大型のものを選べば、より広範囲で加湿できます。
そのため、おすすめなのが以下の加湿器です。
ポチップ
楽天では3700件以上の口コミ数で4.4という高評価です（2023年8月現在）。
インテリアの邪魔をせず、大容量なので比較的早く加湿されます。
まとめ
100円均一などで販売されている加湿ポットは手軽に手に入り、即座に使用できます。
メンテナンスなども不要で、水を入れておくだけで問題ありません。
ただし、加湿範囲が広くないため、デスク周りやベッドサイドに置いて顔周りの乾燥を防ぐのに適しています。
一部屋を効果的に加湿したい場合は、電気を使用する加湿器を選ぶ方が良いでしょう。
使用場所を考慮して利用すれば、効果をしっかりと感じることができます。
